結論
営業力は営業職じゃ無くても身に付く
営業の未来は営業部長しかない
営業を頑張った先に道は開けない
新卒入社した多くの人は総合職という名の営業職になっていることでしょう。
私が新卒入社した会社も総合職の8割は営業職になりました。
- 営業をがんばってキャリアを作るんだ
- 営業のスキルを身につけよう
- 成績上位をとって昇格しよう
と思っている方ちょっと待ってください!
あなたは将来どうなりたいのですか?
営業をがんばった先に何があるか真剣に考えたことありますか?
という人は問題ありません。
という思いを持っているとあなたのキャリア形成は手遅れになります。
もっというと、あなたの心とやりがいをすり減らすことになり、だんだん疲れてしまいます。
今あなたがやっていることを例えるなら
となっているからです。
- 開催日
- 参加応募準備
- フルマラソンの距離
- 練習内容
何もわかっていなければ参加すらできません。
もし参加できても走り切ることは不可能でしょう。
あなたのキャリアに戻って当てはめると
- 転職時期
- 転職準備
- 転職のために必要な知識
- 転職までに必要なスキル
をわかっていないのと一緒です。
もっというのであれば何も知らない状態で突然転職に挑んでも、営業職以外で活躍できる方法がありません。
もしあなたが
- 営業をがんばった後にキャリアチェンジする
- 将来は職種を営業から変えたい
- 転職の時は多くの選択肢から選びたい
と思うのであれば、今すぐ行動しはじめないと間に合いません
そこで今回は転職の時に実感した営業職のキャリアについて解説します。
会社では誰も教えてくれないことです。
なんてことはないようにしていきましょう。
Contents
営業職のスキルは営業じゃなくても身に付く
と考えている人は営業職で身につけたいスキルが何かを明確にしていますか?
身につけたいスキルが明確になっている人は問題ありませんが、明確になっていない人は冷静に考えてください。
営業職のスキルって営業じゃなくても身につきます。
なぜなら会社の中で行われるコミュニケーション自体が全て営業だからです。
①コミュニケーション力
コミュニケーション力は営業でなくても必須スキルです。
どんな仕事をするにしても必要不可欠なのでどこでも磨けます。
違いをあげるのであれば、営業のコミュニケーションスキルは質を高くしないといけないということです。
最終的に何かを買ってもらう、もしくは契約してもらう事が目的なので、相手が納得するようなコミュニケーションを取らないといけません。
ただしこれも、日頃から自分で意識して取り組めるのであれば営業じゃなくても身につきます。
②行動力
営業の基本は”量×質”です。
行動力は”量”にあたります。
量を稼ぐためにテレアポや新規開拓、紹介など多くの方にアプローチをかけていきます。
時には情報量も必要になるため知識のアップデートや相手に合わせた話ができるための情報収集も必要になってきます。
これも営業でなくても必須スキルになります。。
新規開拓のアプローチ量に関しては分野によって変わりますが、量をこなすことは当たり前です。
他部署なら企画の量、書類作成の量が営業よりも多くあります。
研究職や開発職でも試行錯誤の量があります。
常に知識をアップデートするのは何をしていても必要不可欠です。
情報収集内容が違うだけで情報収集はやっていないと、どこにいても淘汰されます。
③セールススキル(クロージング)
セールススキルは営業ならではのものに見えるかもしれませんが、そうでもありません。
言い換えるなら相手に決断してもらうスキルだからです。
営業はお客さんが相手になっていますが、他部署なら社内の人を相手にしています。
社内を相手に決断させるのは時には困難な時もあります。
営業では見込みの無いお客さんは早々に切り上げて、他のお客さんにアプローチをかける事ができます。
しかし社内ではそういうわけにはいきません。
明らかに会議で納得していない他部署の人を納得させないといけない状況もあります。
真っ向から戦わないといけない時もあります。
そして、もやもやを残したまま同じ空間にいないといけない時もあります。
意外と大変ですがスキルとして決断させる力は身につきます。
営業の将来はこれしかない
営業をがんばった先に何があるか考えたことありますか?
もちろん様々なスキルは身につきますがここで注目するのは営業のキャリアです。
営業をどれだけがんばっても営業でのキャリアは決まっています。
①マネージャー
②エリアマネージャー
③営業部長
この段階しかありません。
あなたが営業をがんばって昇給昇格を目指すのであれば、最終的に営業部長になるしかありません。
呼び方は各社で変わりますが営業のトップを目指すのが最終キャリアになります。
- 営業部長を目指すんだ!
- インセンティブで永遠に稼ぐんだ!
というタイプの人は営業職で問題ありません。
しかし、もしあなたが今の段階で
- 数字に追われるのが好きではない
- 営業を頑張ってからキャリアチェンジする
と考えているのであれば今すぐ動かないと手遅れになります。
なぜなら営業しかやってこないで未経験から職種を変えるには2つの方法しかないからです。
①今の会社の中でキャリアチェンジする
頻繁にキャリアチェンジできる会社であれば問題なくキャリアチェンジできるでしょう。
ただし大抵の場合は営業でもある程度の成績を残して目を引く存在か、もしくはキャリアチェンジのしたい部署にコネがあるかです。
両方とも無い場合は厳しい戦いになるでしょう。
もしできたとしても、同期の親しく無い人がいたりすると気まずい環境になりより働き辛い可能性もあります。
時期を待っている間に年齢を重ねてしまい気力もやる気もなくなってしまう可能性が高いです。
②転職で未経験求人の内定をもらう
未経験求人の転職はポテンシャル採用が主流なので、面接次第でキャリアチェンジできます。
問題点は20代後半以上の年齢だと厳しい戦いになる事です。
営業以外で大手に入りたいなどの安定志向を持っている方は厳しい戦いです。
と思う大企業はいないからです。
20代後半以上の人でどうしても職種を変えたいと考えている方はベンチャー企業に行くことをおすすめします。
20代後半から30代前半であればベンチャー企業でも溶け込む事ができ人員募集していることも多いので職種変更はしやすいです。
その代わり確実に初期の給料は減るのでご注意ください。
職種を考えるのが最優先
と少しでも考えておいるのであれば職種を変更することを最優先した方がいいです。
極端に聞こえるかもしれませんが、もし職種を変えて
と思えば営業に戻ることはとても簡単です。
営業の求人は絶え間なく出ており、常に募集をしているからです。
逆に営業以外の職種を経験したいと思っても、年齢を重ねるにつれてどんどん変更できなくなります。
営業以外は専門職と言われる職種が多いので経験者やノウハウ、スキルがある人中心の人員募集しかしていません。
早いうちに職種変更しておかないと、気づいた時には営業畑から抜け出す事ができなくなります。
そうなりたく無いのであれば一刻も早く動き出した方がいいでしょう。
転職をするためにも
というのを真剣に考えて自分と向き合う時間を作りましょう。
まとめ
結論
営業力は営業職じゃ無くても身に付く
営業の未来は営業部長しかない
営業を頑張った先に道は開けない
営業職のキャリアについては誰も教えてくれる人はいません。
なぜなら営業職の周りにいる人は全員営業職しか経験していないからです。
そして、営業から職種変更をした人も少ないからです。
さらには、社内キャリアで変更する人はいても転職で未経験でキャリアチェンジする人とはなかなか会う事はできません。
だれも経験した事がない環境の中で、誰もキャリアのことについて教えてくれる人はいません。
教えてもらえないから自分も気付く事ができません。
気づかないうちに年月が経っていきます。
年月が経って真剣に考えて気づいた時にはもう手遅れです。
手遅れになってしまって、いやいや営業をやっている人も世の中にはたくさんいます。
同じ電車に乗っている隣の人も、もしかしたらそんな人かもしれません。
後悔する前に真剣に考えてキャリアチェンジをできるうちにしましょう。
人生は1度きりです。最高の人生にしましょう!